今日は我が功木家の看板娘ことジャンガリアン・ハムスターのオジョーのことを書きます。オジョ ーは数々の伝説的なエピソードに彩られたハム様でありますが、今回はオジョーの個性的な歩き方 について書いてみたいと思います。
今まで沢山のハム様を見てきた功木の目から見てもオジョーの歩き方は少し独特な気がします。胴 体の部分をあまり動かさなくて上下動の少ないバタバタとした歩き方なのです。人間で言えば難波 走りを想像してもらえば分かりやすいと思います。
功木家の他のハム様の歩き方はどうかといえば、キンちゃんは肩を怒らせて威圧的な本当の熊みた い歩き方をします。一方シロりんはハム様に特徴的な体の重心を落とした、きれいなほふく前進を して歩きます。
この様に歩き方も個体によって様々なのですが、オジョーの歩き方は本当に独特であります。
他のハム様たちに比べて回転車を回している時間も少ない気がしますし、回す時の足の回転が少し 遅い気がします。なのでそれから推察すると基本的にオジョーは運動神経が悪いハム様なのだと思 いますが、そのぎこちない歩き方は何処となくユーモラスで愛らしくもあります。
しかし油断をしていると普通は功木はオジョーを上から見ていて足の部分が見えないので、歩き出 すタイミングが掴みにくくて、急に走り出されたりすると焦ってしまいます。
この様に歩き方からしてオジョーは極めてユニークなハム様なのですが、一番の特徴はやはり甘え ん坊の性格であると思います。それはある意味で独占欲が強いということであります。
最近はあまりにもオジョーのお世話をし過ぎて、先日功木はこんな夢を見ました。
ある朝目を覚ますと、家の中には自分以外は人間が誰もいなくて、その代わりにハム様であるオジ ョーとその家族が住んでいました。功木はオジョーとその家族の奴隷か召使のような立場になって いて、朝から晩までオジョーたちのお世話に追われています。
功木の三度の食事はどんぶり一杯のミルワームとキャベツ食べ放題で、たまに人参が出てきます。
何故人間である功木がその様な生活をしているかというと、実はハム様たちは他の星から来たエイ リアンで人間を高次の段階へ進化させるために、人間たちを監督しに来ているのであります。
一ヵ月後に母星であるハム・スターからお偉方が人間たちの様子を視察にくることになっているの で、家の中をきれいにしておきなさいとオジョーに言われたところで目が覚めました。
これはあくまで夢の中のお話ですが、現実にオジョーをお世話していると、あまりにユニークなの で本物のエイリアンではと思ったこともあります。でも、もしそうならば人類は癒されすぎて困っ てしまうのではないかと思います。
それでは。See You Next Article! |