哲学研究者の功木マキオは普段どんな本を読んで、何を考えているのか?自身の研究テーマである足利学校改造論からプライベートまで。情熱を持って書かせてもらいます。
 
2014/11/05 23:17:39|その他
うちのオジョーがいつもお世話になっています
皆さん、こんばんは、IDEA_MENこと功木マキオです。(最近はハムスター評論家の水野ハム朗を
名のる時もあります)

最近は朝晩ぐんと冷え込むようになって来ましたが、皆さんは寒さ対策は万全ですか?うちのオジ
ョーも体調を崩さないように夜はケージの下にカイロを置いたりして気を配っています。

ペットの小動物関連のサイトを見ていたら、「デグー」と呼ばれるハムスターと同じゲッ歯目に属
する動物が日本でも最近ペットとして人気が出ているという記事を目にしました。

「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれているそうで、ハムスターより知能が高く、社会性があり、寿
命も5〜8年とネズミの仲間のなかでは長生きな方です。

さすがに見た目はハム様たちに比べれば多少見劣りがする気がします。でもどんな動物でも飼い主
に懐いてくれればこの点はあまり気にならないかもしれませんが。

寿命が長いのが良いので将来的には飼ってみたいなとは思いますが、当面はオジョーのお世話で手
一杯です。

確かにハム様たちの寿命は平均して2〜3年と短いですが、功木に言わせればそこがハム様たちの
魅力の一源泉であると思います。それこそが飼い主たちを切なくやるせない思いにさせてハム様た
ちのお世話にむかわさせているのです。

たとえてみれば、不治の病で余命2年の宣告を受けた恋人に恋をしてしまった人の様なものなので
す。残された時間を精一杯生きてもらいたく思い、やさしい気持ちで尽くしてあげたくなるでしょ
う。

短い年月なのですが、そうやってハム様たちと過ごした月日は非常に密度の濃い、輝きに満ちたも
のになるのです。

ハム様たちは寿命が短いがゆえに、あれほど魅力的なのかもしれません。

それと進化心理学的に考えればハム様たちの魅力はさらに2つの要因が挙げられます。。

一つはあの手の平にジャスト・フィットするサイズがあります。

皆さん、ご存知のように人類は進化の過程で、立ち上がって二足歩行することによって、手が自由
に使えるようになりました。それが現在の人類の大きな脳への進化へと繋がっているのです。

ハム様たちの手の平サイズの大きさが、人間から好感を持たれる理由になってということの進化心
理学上の根拠がここにあります。

それと、もちろん少女マンガのような愛らしいお顔も人気の要因であります。顔も進化論的には極
めて重要な役割を持った器官であると言えるのです。

今年のハム様たちのブレイク振りにはまさに目を見張るものがありますが、やはりそれには学問的
な根拠があり、そうなるべくしてそうなったと見るべきでしょう。

功木やオジョーたちの仕事はハムちゃん人気を単なる一過性のブームに終わらせないことです。

かつてドイツの現象学者のマックス・シェーラーたちが「哲学的人間学」なるものを構想しました
が、現代社会においては「哲学的ハムスター学」が構想されるべきなのです。

それは人類とハム類との「共存」「共栄」「共進化」をスローガンに21世紀の全く新しい知のパ
ラダイムとなるでしょう。

The Ojyolegend Continues







2014/11/01 22:37:10|その他
あまりにも衝撃的な・・・
今回のフロント写真はタイトルにあるようにオジョーの写真デビュー作品です。初めて功木がオジ
ョーと言うハムスターを写真に収めたものです。以前のブログ・デビューの時の写真より前に撮っ
たものです。今思えば、オジョーは最初からオジョーであったと言うべきか、何かオジョーの凄さ
が凝縮されている一枚になっている気がします。

生まれて1ヶ月前後のいたいけなハムスターにしては、驚異的とも言える目力の強さやカメラを向
けた時にポーズを取る意志の強さ、さらには運の強さまで。デビュー作であると同時に代表作とも
言って良いでしょう。

さて当のオジョーは人間嫌いのハムちゃんから手乗りのハムちゃんへと変貌を遂げて、最近ますま
すベタ慣れしてきています。そして遂に何と功木の手の中で眠るようにまでなっています。

毎朝夕に手の平にのせた餌を食べ終わると、両手の手の平を合わせて作った特性ベッドでお昼寝を
します。それが日課になっています。その時の気持ちよく寝入っているオジョーの寝顔はえも言え
ない可愛さです。まだ写真は撮っていないのですが是非チャレンジして最高の一枚をお見せしたい
と思います。

しかし、よくよく考えればオジョーというハムスターは不思議なハムちゃんです。極端な人間嫌い
から180度変わり現在は手乗りハムちゃんです。基本的には熟慮型の性格で温厚です。でも人を
寄せ付けない凛としている面があり、いつもお世話をしていて、こちらが恐縮してしまうことがあ
ります。

嫌なものはいやという感じで、好き嫌いがはっきりしていているのです。そのあたりが精神の気高
さを感じさせます。

例を挙げれば、ウンチ投げ付け事件やブーイング事件などで、ハムスターらしからぬ行動がをする
ことがあります。

例えばウンチ投げつけ事件です。これはオジョーがうつ状態だったときに、巣箱の中を覗こうとし
たら、功木に対して巣箱の中のウンチを口や手を使って投げ付けてきたというものです。

オジョーの気持ちを考えなかった自分が悪いとはいえ、その時はそこまで嫌われているのかと思い、
かなりショックでした。

ブーイング事件とはミルワーム作戦が功を奏して以降の話なのです。床材が汚れてきたので、新し
いのと交換してやろうと思いオジョーが中にいる状態で、巣箱を持ち上げた時のことです。巣箱の
中から何やら聞きなれないビープ音のような電子的な音が断続的に聞こえてきました。

最初は何の音なのか分かりませんでしたが、耳をすまして良く聞いてみると、明らかに自分が持っ
ている巣箱の中から聞こえてくるではないですか。

そして次の瞬間、功木はその音がオジョーの巣箱を持ち上げられたことに対する抗議のブーイング
であることを理解しました。ハムスターが抗議のブーイングするなんて、最初は信じられませんで
した。しかし、その後何度か同じような状況で同じ音を聞いているので、あの音はオジョーのブー
イングであると断定して間違いないでしょう。

これは先述のウンチ投げつけ事件のときよりも衝撃が大きくて、功木のハムスター観を根底から覆
す程のカルチャーショックを与えられました。

かくもハム様達は気高い精神を持った動物なのか。ハム様たちに対する、人間に餌をもらって飼わ
れるだけの劣等動物であるという認識は一変してしまいました。

これは、もしかしたらオジョーはハムスター界のオピニオンリーダーになれる可能性があるのでは
ないか、という気持ちにさせる出来事でありました。

一般にジャンガリアン・ハムスターは性格の個体差が激しいと言われています。個人的にも今まで
に7匹ジャンガリアンを飼っていますが、全て性格は違っていた印象があります。

最初に飼ったジャンガリアンの「初代・功木ハム子」はオジョーと同じノーマルと呼ばれている自
然種でした。

生後3〜4週間ぐらいの子供のうちから飼ったのですが、最初から功木の手の上で餌を食べるベタ
慣れのハムちゃんでした。一緒に住んでいる母親にもあのハムちゃんは大評判で功木家のアイドル
的な存在でした。

正直このハムちゃんを超えるハムスターは功木の前には現れないだろうと思っていました。今のオ
ジョーが現れるまでは。

オジョーの凄さはアイドル的な可愛さというより、精神のうちに高貴さと可愛さを同時に持ってい
るところにあるような気がします。

なるほど容姿は初代のハム子と似ているのですが、性格の面での重厚さや深みの点で今のオジョー
の方が勝っている気がします。

文学にたとえるならば初代ハム子は詩的でオジョーは叙事詩的な魅力があります。

初代ハム子を飼っていた時はお世話が精一杯で写真を撮ったりやビデオに出てもらうことまではあ
まり頭が回りませんでした。かろうじてケータイのカメラで撮った写真が残っているだけです。

この点は悔いが残っています。ただその反省から2代目のはハム子であるオジョーには万全の態勢
で臨むことができそうです。

「映像」作品をオジョーとコラボして作り、人類とハム類との「共進化」へ寄与すること。これは
現在の功木が最優先で取り組んでいるテーマであります。

そうすることが功木家の庭先に眠っている初代ハム子への最大の供養になると思っています。

いずれにせよ功木はジャンガリアン・ハムスターの非常に奥深い魅力にハマッテしまったようです


The Ojyolegend Continues
 







2014/10/28 20:25:04|その他
今晩は、水野ハム朗です!

読者の皆さん、今晩は。ハムスター評論家の水野ハム朗です。

いやぁ、ハムスターって本当にかわいいものですね。

(少し古いですが、分かる人には分かってもらえるかもw)
 







2014/10/26 23:12:10|その他
日曜の朝の涙
今や世界が注目する「ハムスター・カルチャー」ですが、ハム動画や写真に出てくるハム様たちは
ある意味選ばれたハムスターであります。人間の世界と同様にメディアで活躍できるハム様はあま
り多くありません。

多くの人に誤解されているかもしれませんが、実はハムスターは飼育が難しい動物なのです。暑さ
や寒さには弱いし、病気になれば病院へ連れて行かなければならないし、ケージの掃除も大変です


これらは飼い主に「ハムスター愛」があれば、なんとか乗り越えられるのです。しかし実際に飼っ
ているハムスターが飼い主になつくかどうかは運任せみたいところがあって確実なことは言えない
のです。

なので功木にも実は「オジョー」に対して本当になつくの?という若干の懸念があったことも事実
です。

以前に記事で書いたように、「オジョー」が功木家に来た当初は巣箱に引きこもり、このハムちゃ
んどうしちゃったの?というぐらいに人間を嫌っていました。

それを状況を打開したのがレモングラスの香りのアロマ作戦でした。

それは一時的には効果がありましたが、アロマを止めるとまた元のように引きこもりがちになって
しまったのです。

そこで思案の末、功木は「ミルワーム作戦」に打って出ることにしました。「ミルワーム」とはチ
ャイロコメノゴミムシダマシの幼虫のことでハムスター以外にも小鳥や爬虫類、両生類などの餌と
して売られています。

そのミルワームをハムスターに与えると人になつきやすくなるとウェブ出ていたので、わらをもす
がる思いで「オジョー」に与えてみることにしました。

いつもの餌場にミルワームを一匹それとなく置いてみました。すると何の気なしに餌場にやってき
た「オジョー」はニョキニョキ動くミルワームを見つけるなり、異常に興奮した様子になりました
。そして次の瞬間、勢い良くそれに飛びついたのです。

両手でそれを掴み、あれよあれよと言う間にぺろりと平らげてしまいました。

功木はその光景を見た瞬間に、「オジョー」の中の野生が目覚めるのを感じました。今まで知らな
かった「オジョー」の一面を見た気がして、「オジョー」が一回り大きく感じられる様になりまし
た。

今から振り返れば実はこれが「オジョー」と功木の関係の決定的な転換点になりました。これ以降
ミルワームを週に2回程度与えていますが、「オジョー」は劇的に人間を怖がらなくなりましたし
、それどころか自分から餌を功木に対して催促するようになったのです。

そして今日の(日曜日)の朝、ついに「オジョー」と功木にとって奇跡の瞬間が訪れました。

何とあの人間嫌いでプライドの高い「オジョー」が軍手をはめた功木の両手の中で、功木のマッサ
ージを受けながら居眠りをしたのです。

この行為はハムスターを飼い始めた人がハムスターと信頼関係を築けたという象徴的な意味があり
ます。

功木はこの世のものとは思われないほど可愛い「オジョー」の寝顔と「オジョー」が功木を本当の
意味で信頼して受け入れてくれたことへの感謝の気持ちで、感極まって涙してしまいました。

大の男をこのような深い感動へと導いてくれるハムスターという動物の凄さを実感した日曜の朝で
した。

 The Ojyolegend Continues







2014/10/25 20:31:02|その他
I am ハムニスト
皆さん、如何お過ごしですか?功木です。

うちの「オジョー」(お嬢様では呼びにくいので)は毎晩元気に回転車を回しています。ただ最近
は慣れてきたせいか、功木の手を噛むようになってしまいました。身体も大人の体になりそれに従い
噛む力も強くなってきて危険なので「オジョー」のお世話する時は軍手を着用しています。

それと「オジョー」はさすが2代目・功木ハム子を襲名しているだけあって、最近とみに初代のハ
ム子に似てきました。夜中に「オジョー」と遊んでいるとあの初代・ハム子が生き返ったのかなと
思うことがあります。もしかしたら本当に生まれ変わり(リインカーネーション)なのかもしれま
せん。功木はそう信じたいと思います。

2年6ヶ月の短い期間ではありましたが、「初代・功木ハム子」と濃密な時間を共有した私、功木
マキオは今年のハム様たちの大ブレイクは我がことの様に嬉しく思いました。

以前にも書いたことがありますが、これはひとえにハム様たちの類的(集合的)能力によるものと
思われます。

これは我々人類も過去の歴史のある一定の段階まで持っていた超自然的な能力なのです。しかし、
我々は文明をつくるのと引き換えに退化させてしまったのです。

我々の文明や文化の歴史においてはこの様な「逆説」が多数存在します。つまり歴史は同じ方向
に単線的にだけ進むのではないということです。

人類の歴史と実験動物であるハム様たちの歴史を重ね合わせると、実に様々なことが見えてきます
。そこには進化論的な流れや分子生物学的な視点、人類の文化論やメディア論など様々な歴史の交
差する交通(Verkehr)が存在します。

ハム様たちの類的な能力とは、ある超自然的な力に感応する能力であると思われます。そしてそれ
は我々が現代社会を超克する上で極めて重要な役割を持っているものと思われます。

ハム様たちはある意味インターネット時代が生み出した最強のメディア動物であると思われます。

時代が生み出したという意味でまさに「歴史的」といえるのですが、それだけでなくて存在自体が
驚異的なのです。

一例を挙げれば、映画的な観点からは、あのハム様たちの一見ドンくさい動きです。当のハム様た
ちからすれば真剣なのでしょうが、あの独特のカクカクしたマイクロスリップ的な動きは映画草創
期のチャップリンの作品やスラップスティック・コメディを思い出させてくれます。

映画で世界を制覇したと言える喜劇王チャップリンですが、ネット上にあるキンクマ・ハムスター
の野菜を気持ちよく平らげる動画とチャップリンの映画のシーンが重なって見えるのは功木だけで
しょうか?

ハム様たちはいつも真剣です。その真剣さが生み出す笑いやおかしさがあります。その独特の動き
と相まってハム様たちは常に独創的なメディア空間を作り出しています。

その意味でネット上の「ハム動画」やハム様たちの動きは映画史的な連続性を有していて、ある意
味ハム様たちはチャーリー・チャップリン以来の大天才ということが出来るでしょう。

今年ハム様たちがブレイクしたきっかけは「ハムケツ」でしたが、数年前からメディア研究者や認
知科学者たちはハム様たちの驚異的な能力に注目して研究を積み重ねてきたのです。

つまり「ハムケツ」ブームは氷山の一角に過ぎなくてアカデミックな分野からの成果はこれからや
って来ます。いわゆる自然科学の分野からだけではなくて人文や社会科学さらにアートや芸術にま
で、ハム様たちに活躍はとどまる所を知りません。

ハム様たちをこよなく愛する「ハムニスト」を自任する功木は、それらを期待感を持って見守って
います。

Schluss fur heute!