哲学研究者の功木マキオは普段どんな本を読んで、何を考えているのか?自身の研究テーマである足利学校改造論からプライベートまで。情熱を持って書かせてもらいます。
 
2014/12/06 19:11:49|その他
メディア公共圏について
本日(6日)は朝からとても寒かったのでハム様用のヒーターを自宅近くのホームセンターで買っ
てきました。今までは衣服に貼るカイロを水槽の底に貼り付けてやっていたのですが、ここ数日の
寒さでそれでは間に合わなくなってきたからです。

電球タイプのヒーターを入れてもらった「シロりん」はとても喜んで巣箱から出てきて元気に動き
回っています。でも何か忘れていると思っていたら、人間用のカイロを買うのを忘れていていまし
た。仕方ないのでハム様に入れてやったヒーターの近くによって一緒にあたっています。

という訳でここから今日の本題に入ります。

確かに今まで地方には「地方の壁」が存在しました。それは関係論的な一種の観念であったかもし
れませんが厳然と存在したのです。しかしだからと言って我々は絶望するわけにはいかないのです


かつてドイツにあったベルリンの壁がそうであったようにイデオロギーによって作られていたもの
は体制が変わればあえなく崩壊してしまうものです。我々が直面してしている「地方」という概念
も同じようなものであると思います。

地方分権改革が進行して「道州制」もしくは「連邦制」が導入されれば、我々を苦しめてきた「地
方の壁」は当然無くなります。

しかし、それで全てがばら色の未来が待っている訳ではないのです。それまで地方を保護してくれ
ていた繭は無くなり、過酷なグローバル化や地域間競争の嵐に晒されるようになるのです。

自由競争の結果、下手をすれば現在より悪くなる可能性だってあり得るのです。

そうならない為には、利害得失を超えた地域力の強化が必要であり、地域間の合意形成のシステム
を作らなくてはならないと思います。これは何も国の動きを待たなくても市民や民衆の力とIT力
を組み合わせれば十分実現可能であると思われます。

これらは一般的には「メディア公共圏」と呼ばれていますが、順番から言えば国の制度改革よりこ
ちらの方が先に形成されるべきであるのです。

そうすれば21世紀型のメディアのプラットホームとして機能して、地方分権時代の価値秩序を形
成するのが容易になります。

我々市民が主体になるには我々自身の情報を自分達で発信しするのが一番効果的ですが、その情報
に如何にして付加価値を付けていくかが課題です。

「メディア公共圏」はこの観点からも重要です。と言うのはそこでは地域の問題や情報が一般的な
他者の視点から吟味されて普遍の情報としてのステイタスを獲得するに至るからです。

もちろん、そうなる為には様々な概念や技法を学ぶことが前提ですが、理論上は全ての人々が自分
なりの「主体化」を果たすことが可能なのです。

「メディア公共圏」は21世紀のメディアがどうあるべきなのかを追究してスペキュレートされる
べきものであり、「メディア」というイデアの具現化された形なのです。

なので「地方分権」とはある意味この「メディア公共圏」を如何にして形成するか?のせめぎ合い
の歴史であると言えるでしょう。

我々は今まで「地方」と呼ばれてきたものの先にあるもの対して思いを抱かなくてはならないので
す。

今度の選挙も自民党が大勝しそうですが、フィヒテの言葉を借りて功木流に表現すれば「地方分権
とはネット上の日々の人民投票」なのです。

それでは、See You Next Article!

 

 


 

 







2014/12/05 23:43:44|その他
寝てます
                 読者の皆様 「Have A Nice Weekend !」







2014/12/04 0:00:18|その他
故きを温ねて新しきを知る
現代の複雑な社会においては、誰しもが「哲学」を持って生きていると思っているが、実はそのこ
とが「哲学」とは何かについて我々自身を問えなくしているのです。この現代社会における顕著な
傾向を我々は「哲学の人類の御用哲学化」と呼んで長年研究してまいりました。

マキオロジーの原点にはこの問題意識があります。「哲学」を哲学そのものとして学ぶことの出来
なくなってしまった現代社会。やがてそれはJ.J.ギブソンのアフォーダンス理論やギリシャ・ドイ
ツの哲学を経由して「地方分権」の問題へと逢着したのです。

はっきり申し上げて「地方分権」の問題は本当に難しいと思います。それは理論上の学問的な難し
さではなくて、アリストテレスのいう「人間が本質的に社会的動物である」というところにありま
す。

「地方分権学」なるものがあるとすれば、それは「人間の社会」を扱う学問になる訳ですが既存の
学問ではドイツのG.ジンメルらの創始した「社会学」あります。

それらの流れと「地方分権学」とはどこが違うかと言えば、違いは「地方分権学」の方は人間の身
体性に着目して「人間の身体を0丁目0番地の社会学」として構築されているところであります。

ここでいう身体性とはフッサールやメルロ・ポンティなどの現象学や認知ロボティクスなどの認知
科学と呼ばれている分野において使われている概念を指します。

歴史や社会に構造化されている人間をどうすれば、主体化できるのか?この問題を身体性の観点か
考えています。

そもそも本質的に社会的な人間を扱うということは、すなわちその学問は理論理性のカテゴリーで
は完結しないということを意味します。

なので当然この学問には人間の社会における実践理性のデシプリン(訓練)を要請します。

明治維新以来の中央集権的な近代国家の枠の中でハビトゥス化した「地方」に関する認識をどう「
脱構築」していくのか。

「地方分権学」とは古今東西の有史以来の人類の「知恵」を総動員して、この問題について考えて
いく学問なのです。

そして、その問題に対する功木マキオの一つの解答が「ハムニズム」の導入なのです。

それは「ハムスター」という小動物を人間が疑似組織化して「ハム・ソサエティ」を作り、それを
媒介させることによって我々の認識過程に新たなる回路を形成するというものです。

そうすることによって我々自身の社会に対する硬直化した認識を「脱構築」していくのです。

この案を読まれて、社会科学の分野に取るに足らない小動物を導入するとは何と奇矯なアイデアで
あろうと思われた方はアリストテレス全集に当たって頂きたく思います。

そうすそうすれば現代にまで通じる偉大な哲学を生んだ古代ギリシャのアリストテレスが何故あれ
ほど素晴らしい哲学を生み出しえたのか?を一目瞭然に理解でき、同時にハムニズムの方向性の正
当性をも納得して頂けるものと思います。

我々の研究が生み出した「ハムニズム」という全く新しい「哲学」の可能性については次回以降で
より詳細に書いていきたいと思っています。

それでは、今回はこの辺で。See You Next Article!

 

 

 


 







2014/12/02 23:36:23|その他
「シロりん」という名前になりました
功木マキオがモニュメンタル・イヤーの掉尾を飾るべく投入した、今年最後の超大型新人です。
一部先行して目撃されていましたが、この度、晴れてブログ・デビューとなりました。

懸案であった名前ですが、協議の末「シロりん」と決定しました。このハムちゃんの際立った
特徴である純白の体毛をよく表していて、分かりやすいというのが理由です。

これから寒い冬の季節を迎えますが、白い雪をイメージさせる「シロりん」はこれまで以上の大活
躍が期待されています。

でも先輩の「オジョー」と「キン子」のことも忘れていないので、心配なさらないで下さい。
彼女らにもちゃんと見せ場は用意してあるので、乞うご期待です。

それでは、また。
 







2014/11/30 23:59:00|その他
油断大敵
こんにちは、功木です。11月最後の日を皆さんはどのように過ごされましたか。功木は明日から
迎える今年度最高最大の12月決戦のことをあれこれ思案していましたが夕方になって不測の事態
が発生してしまいました。

夕方の5時頃いつものようにオジョーに餌をあげていたいた時のことです。最近オジョーは気温が
下がってきてヒーターを入れてやったせいなのか、巣箱の外で運動しなくなり太り気味なっていま
した。それでは健康のために良くないので与える餌の量を減らしていたのです。

オジョーにとってみればそれが不満だったのか、オジョーが展望デッキの縁から落ちないように素
手でオジョーの行く手を遮った時に、右手小指の付け根のところを思いっきり噛まれてしまいまし
た。

いつもなら、あんなに強く噛まないのですが、よほど機嫌が悪かったのでしょう。しかも確信犯的
に噛んでいるので、なななか離さないのです。仕方ないので噛み付かれてオジョーがぶら下がった
状態のままデッキの蓋の上にオジョーを着地させてみました。

そしてオジョーの頭の上のところを軽く何度か叩いてやったら、ようやく噛み付いていた小指を離
してくれました。

噛まれていたところからは少し出血していました。急いで患部をお湯で洗って、いつも使っている
消毒液(エタノール)で消毒しました。

その間オジョーはどこと無くばつの悪そうな様子でデッキのところで大人しくしていました。

噛まれた瞬間はかなり痛くて、これは病院へ行かなくてはダメかなと思いましたが、その後出血も
すぐ止まったのでそれ程重症ではなかったようです。

めったに人を噛まないオジョーでさえも今日のようなことがあるので、読者の皆さんでハム様を飼
っている人もしくはこれから飼おうとしている人は注意してください。

今日の件は餌の要因のほかにも、天気や性周期の問題が複合的に作用して起きてしまったのかもし
れません。ただ、もちろんオジョーには何の落ち度もないことは言うまでもありません。功木の読
みが甘かったのが最大の原因であります。

いずれにせよハム様のお世話をする際は手袋(軍手)や消毒液を用意しておいた方が良いでしょう
。油断大敵です。

それとハム様が噛み付いた状態で強引にふり払うのは、その後のハム様との信頼関係のことを考え
たらやらない方が良いと思います。どうしても痛くて我慢できなければしょうがないですが功木は
ハム様を安定したところに着地させて自発的に噛む力を緩めててもらうのが良いと思います。

ハム様のお世話する際は相手は噛み付く可能性が常にあると思ってください。どうしても不安な人
は厚手の軍手をはめてお世話すれば安心です。

もう一つ注意点があります。他の動物の場合と同様に、ハム様やハム様が使っているものを触った
後は手をよく洗って消毒をしてください。

以上のことはハム様をお世話をする際の基本ですのでハムニストの方も一般の方も是非お守り下さ
い。

決戦を前に思わぬところで不覚を取ってしまった功木ですが、何はともあれ明日から頑張ります。

それでは最後に水野ハム朗の言葉で締めます。

「いやあ、ハムスターって本当にかわいいものですね」