今年もクリスマスが明後日にやって来ますが、クリスマスってある一定の年齢になった人にとって は逆説を含んでいます。
クリスマスになると多くの人が幸せであると言いますが、実はよくよく考えてみると最高に幸せな 状態であればクリスマスのことなど眼中に無くなると思います。
では最高に幸せな状態とは何か?と言えば仕事を通した自己実現がなされた状態ではないでしょう か。
つまりクリスマスのことなど忘れてしまうぐらいに仕事に没頭しているか、満足の行く仕事を終え て充実感に浸っているか。そのどちらかでしょう。
多くのクリスマスを心待ちにしている若い方々には、水を差すようで申し訳ないですが、現在の日 本のクリスマスはハイデッガーという哲学者の学説にある「存在忘却」という状態にあると言わざ るを得ません。
その状態から脱却するには「意志」を強く持つことです。そうすれば自ずとクリスマス本来の姿が 現れるでしょう。
実は主知主義的な観点から言えば、ここにこそ真の幸せを築くべき地平があるのです。
功木は日本のクリスマスに内在化されている逆説に存在意義があるとすれば、人々がそれが逆説で あることに気付けば幸せな状態への第一歩を踏み出せるという点にあると思っています。
それでは、皆さん。今年もクリスマスへ向けてラスト・スパートに入りましょう。
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