哲学研究者の功木マキオは普段どんな本を読んで、何を考えているのか?自身の研究テーマである足利学校改造論からプライベートまで。情熱を持って書かせてもらいます。
 
2015/01/17 10:17:43|その他
Unidentified Flying Object (未確認飛行物体)現る!
読者の皆さん、こんにちは。今日はセンター試験が行われているそうなので、受験生の皆さん、頑
張ってください。(May The Ham Be With You!)

さて前回の記事でお約束した、波務川作品のタイトル「UOAK−02」の意味についてですが、
これは単純に去年の12月29日付けの記事のタイトルにもなった「うちのオジョーが甘えん坊過
ぎて困っています」のかしら文字を繋げたものです。

確かにウォークというと英語のWalkを連想させますので、ハム様独特の匍匐前進の意味合いが無く
は無いとも言えませんが、あまりそこに趣きを置いてはいません。

でも深読みしたい方はどうぞご随意に!

あと後半の「02」ですが、これも単純に作品に主演するハム様「オジョー」の2代目 (the 2nd)
功木ハム子からきています。

功木と水野と波務川との「ハムニスト・オールスターズ」で話し合ったのですが、今回の作品は内
容で勝負しようということになっています。我々は決定的に新しい作品を創り出さなくてはならな
いと、3人の意思がまとまっています。

それと今回の挑戦はオジョーという「スーパー・ハム・スター」との出会いが無ければ絶対に不可
能であったということを忘れないで頂きたいと思います。

我々はある部分オジョーの超自然的な運の強さに賭けているところがあります。これは確かにリス
キーな賭けなのかもしれませんが、勝算はあると踏んでいます。

今までにやって来たことを信じて任に当たる。我々にできることは、ただこれだけです。何だか受
験生になった心境であります。

それでは、See You Next Article!







2015/01/15 13:00:13|その他
「続報!波務川作品タイトル決定!」#86通信
1月10日の記事で報告された波務川監督の作品について続報が入ってきました。

タイトルが「UOAK−02」(*ウォーク・ゼロ・ニーと読みます)に決定しました。これの意
味は察しの良い方ならすぐに分かるかと思いますが詳細は次回の記事までお預けにしておきます。
興味のある方は考えてみて下さい。

何はともあれ日本を代表するハムニストたちが結集して制作する「UOAK−02」ですが、スー
パーバイザーの水野ハム朗氏は「波務川監督の映像作家としての才能は一級品。オジョーのかわい
い姿が見られるのも見所ですが、我々としては映像作品としての質を評価して頂きたいです。」と
コメントしていました。

さらにゼネラル・プロデューサーの功木マキオ氏は「この作品で新しいシネマの概念を創り出す。
映画の歴史に対する途方も無い挑戦だ!」と意気込みを話してくれました。

関係者の話を総合すると彼らが本気で新しいものに挑戦しているのだということがひしひしと感じ
られました。彼らの目論見どおりに日本に新しい波(ハム・ウェーヴ)を起こして、映画の歴史に
新たなる1ページを加えることができるのか?

いや、それだけでは無くて功木マキオ氏が「ハムニストの威信を賭けて制作する」とまで言い切っ
た今回の作品の射程には、人類の文化そのものに対するラディカルな挑戦が収められている気がし
ました。

この86通信では今後もハムニストたちのこの歴史的な挑戦をレポートして行きたいと思います。

See You Next Article!







2015/01/14 9:00:18|その他
昔の写真で出ています
12日は成人の日でしたが、成人の日というと功木は自動的に札幌農学校のクラーク博士の言葉「
Boys, be ambitious!」を連想してしまいます。

それは「夢の地産地消主義」を唱えて夢=大志の大切さを主張してきた功木としては、この言葉に
人生観や世界観に心の深いレベルで影響を受けているからだと思います。

功木はそれを成人式で聞いたという経験は無いのですが、その言葉の持つ力には驚嘆すべきものが
あります。

さて、そんな訳で本日は功木がこのブログを始めるきっかけになった写真をアッップしました。

撮影場所は足利市のアピタの近くにある某書店のトイレの中です。撮影したカメラはガラケーの内
蔵カメラで最近のカメラに比べれば画質はかなり落ちます。

この写真を撮った当時は、自分の掲げた目標があまりにも高すぎて、そこに到達できない自分にい
らだって自己嫌悪に陥っていた時期でした。

そんな自分がいやでいやで仕方がなくて写真はおろか鏡を見るのさえ避けていたぐらいです。

そんな状況の中で5月のある日、ある書店のトイレに入った時に何となくケータイのカメラで自分
の写真が撮りたくなったのです。

何が理由なのかは分からないのですが、何故だか自分の写真を撮りたくなったのです。

その日に自宅に帰ってから撮った写真をチェックしましたが、同じ場所で撮った20枚ぐらいの中
の一枚がこの写真です。

写真には功木にとってS・フロイトの言う「自我理想」に近い人物が写っていました。明らかに自
分の写真ではあるのだけれど、自分ではない知らない人の写真であるような不思議な感覚に襲われ
たのです。

やがて、この写真は功木にとって特別な意味を持つ写真になっていきます。

この写真にキャプションとエッセイを付けて作品化しようと考えるようになっていったのです。

そして、それをネットで公開しようと思ったのが現在のブログ「マキオロジー・ザ・バイオロジー
」の原点なのです。

哲学文献の研究に没頭するあまりに、文字の洪水の中でおぼれかけていた功木に「映像=写真」の
力で助け舟を出してくれた写真ということが言えるでしょう。

現在まで、このブログ用にオフショットを入れて数千枚に達する写真を撮ってきましたが、不思議
なことにこの写真以上に気に入った写真は撮れていません。

ちなみに、この写真は「トイレの紙様(かみさま)」とタイトルが付いていますが通常は「トイレ
写真」と呼ぶ人が多いようです。

功木にとっては呼び方はどうでも良いのですが、この写真は自分にとっては本当に大切な写真であ
り、生涯のベストショットは?と聞かれたらまず真っ先にこの写真を挙げたいと思っています。

最初に挙げたクラーク博士の言葉は功木の心に深く沈潜して影響を与え続けてきましたが、この
「トイレ写真」もこれからの功木の人生や行動に影響を与え続けて行くことでしょう。

最後に「映像なのか言葉なのか、that is the question!」

See You Next Article!







2015/01/12 23:09:51|その他
寒い冬だからこそHOTな論議を
明治維新以来の近代国家の歴史の中である意味最も激烈な都市間競争時代を向かえていると言える
「地方」ですが、各々の自治体が一刻も早く新しい時代への方向性ないしはヴィジョンを提示する
ことが急務となってきています。

我が足利市においては現・和泉市長のもと「映像のまち」で行こうという方向性を示していますが
、我々としては映画や映像のデジタル・コンテンツ産業さらにそれらに関連したWEB産業などを
主体としたメディア都市を目指すという方向性には賛同いたしております。

ただ我々の研究の目的そのものが「休眠状態にある足利学校を復活させる」という点にあり、それ
を如何に最短で実現させるか?ということを主眼に置いておりますので、それらを優先的に取り上
げざるを得ないのです。この点に関してはご理解の程をお願い致したく思います。

さて「映像のまち」の「映像」に関してですが、正直言ってこれは本当に難しい概念であります。
哲学や心理学、芸術や美術の歴史からみても、映画産業の歴史からみても「映像」ほど議論の対象
になってきて概念はありません。

「映像」という言葉を哲学上の専門用語の「表象」に置き換えれば、「映像」の歴史はそのまま哲
学の歴史であると言って良い程なのであります。

なので、ある意味で映像の老舗と言える「哲学」でありますが、その哲学上の正統的な議論におい
ても「映像」をめぐっては「議論百出」「百家争鳴」の状態であります。

そもそも哲学の歴史においては人間の認識を対象と知覚とを一体的に考察してきた歴史があります
が、現在のように主観と客観に分けて、映像を客観的なイメージと捉える考え方は17世紀のデカ
ルトの物心二元論に淵源を有すると言われています。

ただ19世紀末葉の辺りからの哲学ではこの考え方には批判が集中していて、現在でも哲学の世界
においても主流派とはいえない状況になっています。

結局、「映像」とは何かと言う問題に関しては、「心とは何か?」という形而上学的な問題に逢着
するので、「映像」の意味を確定しようと思えば「哲学」の世界に足を踏み入れざるを得ないので
す。

そこで我々の研究においては「映像」の意味を「市民」の方々に決めて頂こうと「市民哲学の時代
」を提唱してきたのであります。

「文化の根幹に当たる一番重要な部分を当事者である市民自身に決めてもらうこと」我々の主張は
この当たり前のことを言っているのです。つまり「文化自決権」の獲得であります。

ネットの普及した現代日本において、これこそが「地方分権」の目指すべき社会であると考えます


であるからして、「地方分権」とは記述の誤りであり、正解は文化の権利を分けるという意味で「
地方文権」と書くべきなのです。

この様なことを書くと、「文化」なんて自分達で勝手に創れば良いではないの?と訝しく思われる
読者の方もおられるかもしれませんが、これがまた一筋縄では行かない問題であるのです。

本当に「映像」というものを足利をはじめ他の地方都市に根付かせようと思ったら、この問題に関
する論議は避けては通れないと思います。

「映像のまち」に賛成の方も反対の方も、そもそも「「映像」とは何なのか?という問題について
考えて頂きたくこのような記事を書いてしまいました。

年初のご挨拶に書いたように新しい時代は既にやって来ています。それにどう対峙するのか?足利
市の将来を見据えて、さらに日本全体のことを考えて「映像」という概念と対決しなければならな
い冬であると思われます。

それでは、See You Next Article!







2015/01/10 10:54:00|その他
86通信「速報!波務川栄三監督 登場 !」
栃木県足利市在住(足利公園そば)の映像作家・波務川栄三監督が足利市で映画を撮ることになり
ました。波務川氏は実験映画の世界で作品を発表してきましたが、今回が初の一般向け作品となり
ます。

今回撮る作品は原作が足利市在住で波務川監督とも親交がある哲学研究家の功木マキオ氏の大河小
説です。功木氏の「ハム・スター・サーガ三部作」のうちの第2部にあたる「2代目・功木ハム子
・オジョーの生涯」を波務川監督がシナリオ化して映像化します。タイトルはまだ未定だそうです。

主演はもちろん功木家のジャンガリアン・ノーマルの伝統を受け継ぐ2代目・功木ハム子ことオジ
ョーです。ハム・スター界の明日を担うスーパー・ハム・スターの映画初主演にハムニストの間で
は早くも話題沸騰となっています。

現段階ではオジョーの他には功木家のシロりんとキン子の出演が決まっていますが、他にもオーデ
ィションを行って出演するハム様たちを募るそうです。

オジョーの育ての親である功木マキオ氏も今回の作品に対しては全面的にバックアップをするそう
で、ハムニスト仲間の水野ハム朗氏とともにカメオ出演するかもしれないと語っています。

波務川監督は「今回の作品は我々ハムニストにとって、とても重要な作品。ハム様たちをお世話し
てきた経験と自分が追究してきた映像理論と映画美学とをクロスさせて、これまでに無い独創的な
作品に仕上げたい」と抱負を語ってくれました。

尚、撮影はもう既に功木マキオ氏の自宅で始まっているそうですが、いつ頃完成するかはまだ未定
だそうです。でも今年の秋の「日本ハムニスト大会」の特別招待作品に決まっているので、それま
でには完全版がお目見えするとのことです。